『お母さんのための子供のデジタルマナーとしつけ』

作成者
中元千鶴著
出版者
シーアンドアール研究所
刊年
2012.11

  この春、進学や進級により行動範囲が広がった子どもたちは多いことでしょう。それにともなって携帯電話やスマートフォンを子どもに持たせたり、 持たせることを検討したりしている保護者の方も多いと思います。
  これらのデジタルツールはいつでもどこでも連絡が取れるなど、とても便利である反面、子どもたちがトラブルや事件、犯罪に巻き込まれる危険性が 大きくなるという一面も持っています。残念なことに、現在ネットの向こう側には悪意を持つ人間がいることは否めません。
  大人であればすぐに解決できるような小さなトラブルが、社会経験の少ない子どもたちにとっては対応しきれない事件となってしまう場合もあります。 フィルタリングソフトの導入など、ハード面でネット上の危険から子どもたちを遠ざけることは大切なことですが、進化し続けるデジタルツールにおい ては、対策をとっていたとしても100%安全というわけにはいきません。万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合、子どもたちを守ることができ るのは保護者です。
  「デジタルツールついてはよくわからない」「子どものほうが詳しい」という保護者の方もいるかもしれませんが、子どもを守るためにも、またネッ トいじめなどの加害者にならないように指導するためにも、子どもたちよりもデジタルツールに詳しくなれるように努力することが大切です。
  本書は、デジタルツールを子どもに与えるにあたって、親としてどうマナーやルールを教えて守らせていくかを解説しています。お子様がデジタルデ ビューする前にご家族そろって読まれることをお勧めします。