『宇宙のはかり方(ビジュアル雑学図鑑1)』

作成者
縣秀彦監修
出版者
グラフィック社
刊年
2011.8

  昨年当館で帰還カプセルの特別展示があり、現在映画も公開中の小惑星探 査機「はやぶさ」。その目的地であった地球から3億キロ彼方にある小惑星 「イトカワ」と、間もなく開業予定の世界一高い自立式電波塔となる東京ス カイツリー、どちらが大きいと思いますか。そんな意外な組み合わせの疑問 に答えてくれるのが本書です。
  その他にも、地球がテニスボールサイズだとしたら、太陽やほかの惑星は 何のボール?ブラックホールの質量は、奈良の大仏の何体分?などなど。大 きさ、距離、質量、高さ、温度、時間など、果てしなく広がる「宇宙のスケ ール」を53のユニークな方法で比較しています。
  天体や光や音などといった宇宙に関わるものが実際どれくらいのものなの か、壮大すぎてなかなか実感できない部分が、縮尺したり、置き換えたり、 身近なものと比較することでイメージしやすくなっています。上記の疑問の ひとつにでも興味を持った方は、ぜひご自身で本書を手に取ってみてくださ い。オールカラーで見開きがひとつのテーマになっていますので、パラパラ めくっていくだけで、新たな発見があることでしょう。今まで常識だと思っ ていたことが、覆されるかもしれません。