図書情報館イベント「シゴトヒト3days フォーラム」から生まれた文庫 、 シゴトヒト文庫2「シゴトとヒトの間を考える シゴトヒトフォーラム2013with 奈良県立図書情報館」発刊
奈良県立図書情報館で本年2月に開催したフォーラム「シゴトヒト3days」から「シゴトヒト文庫2」が発刊されました。
シゴトヒト文庫とは、いろいろなシゴトをしているヒトが世の中にはたくさんいることを伝えるためにつくられた本のレーベルで、2012年8月に発刊された第1弾および、今回発刊となる第2弾は、当館で開催したシゴトヒトフォーラムの様子をまとめた内容になっています。今後も「いろいろな生き方・働き方」を伝えることをテーマに適宜刊行される予定です。
なお、この本は、編集・デザインから造本まで、フォーラムに関わる仲間・スタッフで行っており、出版社を経由せずに出版されています。限定3,000冊となっており、当館でもご購入いただけます(インフォメーションカウンターで承ります)。その他の入手先については、日本仕事百科の文庫ページで紹介されています。
※図書情報館では、2006年3月に開館記念トークセッションとしてスタートして以来、毎年、かたちを変えながら仕事や働くことをテーマにフォーラムを開催しており、今年2月には、「シゴトヒト3days Ⅱ」として開催。県内のみならず、東京をはじめ、県外からも多くの参加者が集う人気イベントです。
一昨年度から始まった新シリーズである本フォーラムは、中村健太氏と友廣裕一氏をファシリテーターとして、6名のゲストから仕事について話を伺い、また、ゲストと参加者また参加者同士でも積極的に意見交換を行うフォーラム形式のトークセッションとして開催しています。
【書籍】
シゴトヒト文庫2 「シゴトとヒトの間を考える シゴトヒトフォーラム2013」
定価:1,200円(税込み) 限定3000冊発行
*当館インフォメーションカウンターで販売。
【著者等】
著者:ナカムラケンタ・友廣裕一 with 奈良県立図書情報館
編集・構成 :田村 知子(niwa no niwa)
装訂・デザイン:三村 漢(niwa no niwa)
【印刷・製本】
藤原印刷株式会社(長野県松本市新橋7番21号)
【内容】
まっすぐだから伝わる、6人の生き方、働き方。
今回のシゴトヒトフォーラムのテーマは、「狩りをするヒト」と「あきらめたヒト」。
狩りをするヒトでは、千松信也さん(猟師)、福田安武さん(蜂獲り師、野遊び案内人)、松原英俊さん(鷹匠)に、
あきらめたヒトでは、林厚見さん(東京R不動産)、風間教司さん(日光珈琲 饗茶庵)、青木耕平さん(北欧、暮らしの道具店)にお話を聞きました。
◇目次
第1章 狩りをするヒト
- 千松信也さん(自分で食べる肉を得るために、運送会社で働きながら狩猟を続ける)
- 福田安武さん(自然に遊んでもらいながら野遊び、蜂獲りを生業に)
- 松原英俊さん(最大級の猛禽、クマタカ・イヌワシで実猟ができる唯一の鷹匠)
- クロストーク
第2章 あきらめたヒト
- 林厚見さん(ビジネスの世界を学んだあと、建築・不動産のプロデューサーに)
- 風間教司さん(自宅を改装したカフェから地元のまちづくりに発展)
- 青木耕平さん(メディアとして成立するECサイトをつくり、暮らしを彩るモノを紹介)
- クロストーク
第3章 狩りをするヒト×あきらめたヒトの酒場トーク
- ゲストとファシリテーターのおすすめBOOKS
- 付録 自分で本をつくろう!