「夫婦善哉」で名高い作者が、鳥人の術を極めた猿飛佐助の物語を、大泥棒・石川五右衛門との戦いを中心に軽快に描く。 日本全国を飛び回る猿飛佐助は、奈良を訪れ、東大寺の大仏の手のひらで眠り、宝蔵院流の槍術(そうじゅつ)を相手に一暴れする。
ゆかりの場所:東大寺大仏殿、興福寺宝蔵院跡 発表年:昭和20年(1945) 著者:織田作之助
東大寺盧舎那仏坐像(大仏) 2010年12月8日撮影 奈良市