※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

璉珹寺(れんじょうじ)

概要

浄土真宗遣迎院派の寺院で、創建は天平年間。
聖武天皇の勅願により行基が開基した古刹(こさつ)で、もとは藤原京にあったが、平城遷都とともに現在地へ移された。
紀氏(きし)の氏寺として栄え、別名、紀寺(きでら)とも呼ばれる。
本尊の阿弥陀如来立像は、鎌倉時代に流行した裸形像の貴重な遺例として、県の文化財に指定されている。
下半身にはかまをはき、上半身は肌を露わにした白色裸形の秘仏で、両脇侍の観世音菩薩立像・勢至菩薩立像(いずれ も重要文化財)とともに、毎年5月にのみ特別公開される。
また、春にはニオイバンマツリやオオヤマレンゲなどの美しい花々が咲き匂い、多くの参詣者が訪れる。

参考

所在地:奈良県奈良市西紀寺町45
拝観時間:9時00分~17時00分

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