※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

薬師寺(やくしじ)

概要

法相宗(ほっそうしゅう)の大本山。南都七大寺の一つに数えられる。
天武天皇9年(680)、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈念して藤原京に建立したが、平城遷都に伴い、養老2年(718)に現在の場所に移された。
中央に金堂と講堂、その両脇に東西の塔をもつ薬師寺式伽藍(がらん)配置と呼ばれる壮大な寺院だったが、数度の火災や、享禄元年(1528)の兵火により、三重塔の東塔(国宝)を除くほとんどの伽藍が焼失。
荒廃していた薬師寺を復興させようと、当時の橋本凝胤(ぎょういん)長老(第123代管主)が動き、その意思を引き継いだ高田好胤第124代管主が、昭和43年(1968)に写経勧進による活動を開始。
昭和51年(1976)の金堂の復興を手がかりに、その後、西塔、中門、回廊、大講堂と復興した。
また、平成10年(1998)には、「古都奈良の文化財」の八資産の一つとして世界遺産に登録された。

参考

所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
拝観時間:8時30分~17時00分

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