※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

室生寺(むろうじ)

概要

奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派大本山の寺院。山号を宀一山(べんいちさん)と号する。本尊は如意輪観音。
奈良時代末期、山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒のため、5人の僧が室生の地において祈祷(きとう)を行ったところ、優れた効果があったので、興福寺の僧・賢璟(けんきょう)が朝廷の命で寺院を造ることになったという。
賢璟の没後は弟子の修円が引き継ぎ、伽藍(がらん)の造営に当たった。
現存の室生寺の堂塔のうち、五重塔のみが平安初期の建立とされる。また、真言密教の根本道場である高野山が、厳しく女人を禁制したのに対し、室生寺は女人にも開かれた道場「女人高野」として広く親しまれるようになった。

参考

所在地:奈良県宇陀市室生区室生78
拝観時間:8時00分~17時00分(季節により変動あり、入山は閉門30分前まで)

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