※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

法輪寺(ほうりんじ)

概要

斑鳩の里でも北方に位置する単立の寺院。
地名から「三井寺(みいでら)」とも呼ばれ、法林寺、法琳寺とも書いた。
本尊の薬師如来坐像(重要文化財)は完存する木彫の飛鳥時代の如来像としては最大といわれている。
創建には2つの説がある。1つは、推古天皇30年(622)に聖徳太子の病気平癒を祈って、子の山背大兄王(やましろのおおえのおう)と孫の由義王(ゆぎのおう)が建立したという説。
もう1つは、天智天皇9年(670)、斑鳩寺(若草伽藍)焼失後に百済の開法師、円明法師、下氷新物(しもひしんもつ)らが合力して建立した説である。
昭和19年(1944)、落雷による火災で焼失した三重塔は、作家の幸田文らの尽力などで昭和50年(1975)に再建された。
世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれていない。

参考

所在地:奈良県生駒郡斑鳩町三井1570
拝観時間:8時00分~17時00分(12~2月は8時00分~16時30分)

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