※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

宝幢寺(ほうどうじ)

概要

奈良時代の僧・行基の創建と伝えられる融通念仏宗の寺。
記録上では、興福寺官務牒疏(こうふくじかんむちょうそ)の嘉吉元年(1441)4月16日の条に寺の名前が挙がるのが最初である。
室町時代前期に建てられた本堂は重要文化財で、間口5間、奥行き5間、入り母屋造り、向拝1間、本瓦ぶき。昭和61年(1986)の解体修理で当初の姿に復元された。
本堂内陣の来迎壁側面に、中国絵画の影響を受けた釈迦説法図などが描かれている。本尊は地蔵菩薩坐像。
境内には、室町時代の宝篋印塔(ほうきょういんとう)や弘治2年(1556)の銘がある名号板碑がある。

参考

所在地:奈良県生駒市小平尾町271
拝観時間:境内拝観自由

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