※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

平城宮跡(へいじょうきゅうせき)

概要

平城京は唐の長安にならって造られた奈良時代の首都で、約5~10万人の人が住んでいたとされる。和銅3年(710)から延暦3年(784)まで存続し、第43代元明天皇から第50代垣武天皇までがここを都とした。
現在の奈良市街一帯に所在し、平城京の北部中央に平城宮跡がある。
平城宮は東西1.3キロメートル、南北1キロメートル、面積120ヘクタールの広さを持つ宮城で、国の政治や儀式を執り行う大極殿(だいごくでん)や天皇の住まいである内裏、さまざまな役所、庭園などの施設があった。
昭和27年(1952)、平城宮跡が国の特別史跡に指定され、昭和34年(1959)からは、奈良国立文化財研究所による本格的な発掘調査が継続して行われている。敷地内の北東部にある遺構展示館では、発掘調査で見つかった遺構をそのまま見ることができるほか、北西部にある平城宮跡資料館では、これまでの発掘調査・研究の成果を分かりやすく展示している。
また、平成10年(1998)には朱雀門や東院庭園が復元され、同年には、平城宮跡を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録された。
平城京に遷都されてから1300年目にあたる平成22年(2010)には、これを記念した「平城遷都1300年祭」のメーン会場に平城宮跡が選ばれ、第一次大極殿が復元されている。198日間の会期中、全国から363万人を超える人が会場を訪れ、大盛況のうちに閉幕した。

参考

所在地:奈良県奈良市佐紀町
第一次大極殿・朱雀門・東院庭園・遺構展示館・平城宮跡資料館
開館時間:9時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始、その他特別の場合

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