※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

佛隆寺(ぶつりゅうじ)

概要

空海の弟子、賢恵(けんね)が建立したと伝わるが、興福寺の修円(しゅえん)が創建したとの説もある。真言宗室生寺派の寺院で、山号は摩尼山。本尊は十一面観音。
門前に樹齢1,000年、周囲7.5メートルの老桜があり、県指定の天然記念物になっている。春はこの桜が、秋は石段の両側に咲き乱れるヒガンバナが美しい。
また、大和茶発祥の地でもあり、空海が唐から持ち帰った最古のお茶を栽培したといわれている。寺には空海が一緒に持ち帰ったとされる茶うすが残っている。
境内には、重要文化財に指定された石室(内部に堅恵の墓と伝えられる五輪塔がある)、元徳2年(1330)の銘をもち、修円の墓とされる十三重石塔などがある。

参考

所在地:奈良県宇陀市榛原区赤埴1684
拝観時間:9時00分~17時00分

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