※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

藤岡家住宅(ふじおかけじゅうたく)

概要

藤岡家は、両替商、質商、薬種商、紺屋なども営んだ江戸時代から続いた庄屋である。
約1,200平方メートルの敷地に計600平方メートルの建物が立っており、最も古い建物は寛政9年(1797)建築の内蔵で、新しいものでも築百年が経過している。
長年無住の状態であったが、現在の当主が修復し、平成18年(2006)3月、母屋・内蔵・別座敷など10棟が、国の登録有形文化財「藤岡家住宅」として文化庁に登録された。
平成20年(2008)11月からは、「NPO法人うちのの館」の管理・運営によって、一般公開されている。
また、藤岡家は、五條が生んだ俳人・藤岡玉骨(ぎょっこつ)の生家でもあり、玉骨と交流のあったホトトギス派の高浜虚子、かつらぎ派の阿波野青畝(せいほ)、歌人の与謝野晶子・寛(鉄幹)などの短冊、書簡といった貴重な資料や、玉骨が収集した郷土玩具などの民俗資料が数多く保存・展示されている。

参考

所在地:奈良県五條市近内町526
開館時間:9時00分~16時00分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

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