※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

白毫寺(びゃくごうじ)

概要

奈良市街を見下ろす高円山の西麓(せいろく)に建つ、真言律宗の寺院。本尊は阿弥陀如来。天智天皇の第7皇子である志貴皇子(しきのみこ)の山荘を前身とする寺院と伝えられ、叡尊(えいそん)の弟子である道照が、中国から「宋版一切経」の摺本(すりほん)を持ち帰ってからは一切経寺とも呼ばれた。
閻魔(えんま)大王を祭る珍しい寺で、1月16日と7月16日には、無病息災と長寿を祈願する「閻魔もうで」が行われる。
境内には「五色椿(奈良県指定天然記念物)」が植えられており、東大寺開山堂の「糊(のり)こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに「大和三名椿」の一つとして知られる。
また、関西花の寺二十五霊場第18番札所でもあり、秋には境内へと続く石段がハギの花に覆われる。

参考

所在地:奈良県奈良市白毫寺町392
拝観時間:9時00分~17時00分

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