※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

平林古墳(ひらばやしこふん)

概要

全長約55メートルの前方後円墳。築造は6世紀後半ごろと推定される。
後円部には大型の横穴式石室が南側に開口しており、石室には一辺150センチ程度の巨大な花こう岩が用いられている。石室における玄室の長さは5.7メートル、幅3.3メートル、高さ3.8メートル。羨道は長さ8.8メートル、幅1.9メートル、高さ2メートルで、前庭部がつながり、その全長は20.1メートルにもなる大きなものである。
石室内は盗掘を受けていたが、直刀・鉄製のやり・矢尻などの武器や、馬具一式、鉄斧(てっぷ)などの工具、金環・ガラス玉などの装身具、銅鏡、須恵器、土師(はじ)器などが多数出土した。

参考

所在地:奈良県葛城市兵家

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