※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

長谷寺 本堂(はせでら ほんどう)

概要

間口、奥行きとも9間の本瓦ぶき。 正堂(しょうどう、内陣)と礼堂(らいどう、外陣)を一つにした双堂と呼ばれる様式で、間に石敷の土間(拝所)が設けられている。
前面は、京都の清水寺本堂と同様に、前へ張り出した懸造(かけづくり、舞台造りとも言う)になっており、舞台からの眺めが素晴らしい。
徳川幕府による大規模な造営として代表的な寺院本堂であり、わが国における観音信仰の中心的な役割を果たした重要な建築として、平成16年(2004)12月、国宝に指定された。
堂内には、高さが10メートル以上あり、日本最大の木造の仏像として知られる、本尊十一面観世音菩薩立像(重要文化財・室町時代)が安置されている。右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に水瓶(すいびょう)を持ち、方形の大盤石という台座に立つ姿で、「長谷寺式十一面観世音菩薩」と呼称される。
両脇侍の雨宝童子立像(うほうどうじりゅうぞう、重要文化財・室町時代)、難陀龍王立像(なんだりゅうおうりゅうぞう、重要文化財・鎌倉時代)は、ともに像内に多くの納入品があった。

参考

所在地:奈良県桜井市初瀬731-1
拝観時間:
4~9月 8時30分~17時00分、10~3月 9時00分~16時30分
※牡丹まつり期間など時間延長あり

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