萱生環濠集落の西側斜面にある、古墳時代後期の前方後円墳。
周辺の大和古墳群は古墳時代前期の古墳が大半で、後期の古墳は西山塚古墳のみ。
全長144メートルで、古墳の周囲のため池は周壕(しゅうごう)の跡と考えられている。
発掘調査がされていないため、副葬品や埋葬施設などは詳しく分かっていないが、墳丘からは古墳時代後期の埴輪(はにわ)が見つかっている。
南東の衾田陵(西殿塚古墳)が、継体天皇の皇后、手白香皇女(たしらかこうじょ)の衾田(ふすまだ)陵とされているが、古墳の年代から西山塚古墳が手白香皇女の墓ではないかとする説がある。
所在地:奈良県天理市萱生町
周囲からの見学自由