※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

西宮古墳(にしのみやこふん)

概要

廿日山(はつかやま)丘陵の南端に築かれた方形墳。
墳丘は一辺約36メートルの正方形で、二段のテラスを配して三段に築成されている。
墳丘の東西と北側の三方が大きく掘削され、堀割を巡らせている。
横穴式石室は南に開口し、玄室は墳丘中央部に位置する。
石室内部には、兵庫県産の竜山石(たつやまいし)で造られた刳抜式(くりぬきしき)家形石棺身部が、盗難を免れて残っている。
7世紀中ごろから後半の築造と考えられ、平群谷を代表する終末期の古墳として重要である。 昭和31年(1956)8月7日に、県指定の史跡となった。
平群中央公園の南側に所在し、見学に際しては公園の駐車場、公衆トイレが利用できる。

参考

所在地:奈良県生駒郡平群町西宮543

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