※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

丹生川上神社(下社)(にうかわかみじんじゃ/しもしゃ)

概要

延喜式にその名をみる古社で、京都の貴船神社とともに祈雨、止雨の神として信仰を集め、今も毎年6月1日には国家の雨ごいの祭りを営んでいる。
古来、祈雨時に黒馬、祈晴時には白馬が奉納されてきた絵馬発祥の神社。祭神は闇龗神(くらおかみのかみ)。
現在、3つの神社が丹生川上神社を名乗っており、それぞれ上社、中社、下社と呼ばれる。上社は吉野川上流の吉野郡川上村、中社は高見川流域の吉野郡東吉野村、下社は丹生川上流の吉野郡下市町にあり、いずれも古くから水神信仰があったと思われる。下社の前に流れている川が丹生川である。
山頂の本殿まで天に伸びるように設けられた下社の75段の階(きざはし)は必見。また、太鼓踊りは神武東征(じんむとうせい)の伝承を物語る踊り。祈雨止雨の祈願がかなった人々が喜び、神前で踊ったことに起源を持つと伝える神事芸能で、平成13年に県の無形民俗文化財に指定された。

参考

所在地:奈良県吉野郡下市町長谷1-1
拝観時間:8時00分~17時00分

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