※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

奈良町(ならまち)

概要

「奈良町(ならまち)」は、奈良市の市街地南に広がる伝統的な建築群と環境が一体となった地域の通称で、奈良に奈良町という町名は存在しない。
広くは、江戸時代に奈良奉行所が統轄していたエリアを奈良町と呼ぶこともできるが、現在、多くの観光客が訪れる「奈良町」は、元興寺の旧境内地を中心に市街化した町を指す。
近世から明治にかけて大和の商工業の中心として発展し、地区内には、間口が狭く奥行きが広い町家が残っており、その多くが幕末から明治にかけて建てられたものである。また、町家を改装した個性的な資料館やカフェ、雑貨店なども点在しており、どこか懐かしさを感じる町並みを散策に訪れる人も多い。
平成2年(1990)3月、奈良市都市景観条例が制定され、平成6年(1994)4月には、元興寺周辺を中心とした面積約48.3ヘクタールが「奈良町都市景観形成地区」に指定された。

参考

所在地:奈良県奈良市 元興寺周辺

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