奈良県立自然公園の神野山(こうのやま)の中腹に、幅25メートル、長さ650メートルにわたって大小の岩石が連なる。
神野山のてんぐと伊賀(三重県)の青葉山のてんぐがけんかをして、青葉山のてんぐが石や木を投げつけたため、青葉山ははげ山になり、神野山は緑が多くなり、鍋倉渓ができたという伝説が伝わる。
地質学上は、岩が特別な条件のもと風化したもので、県の天然記念物に指定されている。
周辺は春にはツツジ、秋には紅葉が美しく、キャンプ場やヒツジの牧場などがある。
所在地:奈良県山辺郡山添村大塩
見学自由