※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

豊浦寺跡(とゆらでらあと)

概要

推古天皇11年(603)、推古天皇が豊浦宮から小墾田宮(おはりだのみや)に移り、蘇我馬子(そがのうまこ)が豊浦宮を譲り受けて、日本最初の尼寺とした。
飛鳥寺、川原寺などと並ぶ大寺院だったが、中世には衰え、現在は講堂跡に向原寺(こうげんじ)が立つ。
金堂や講堂、塔、回廊などの遺構が、一部確認されており、金堂は東西17メートル、南北14メートルで、飛鳥寺とほぼ同規模とされる。
近くにある難波池は、百済から日本に初めてもたらされた仏像を、廃仏派の物部尾興(もののべおこし)が投げ込んだ「難波の堀江」であると伝えられている。

参考

所在地:奈良県高市郡明日香村豊浦630
見学自由

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