※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

東大寺 光明皇后1250年御遠忌法要(とうだいじ こうみょうこうごう1250ねんごおんきほうよう)

概要

光明皇后(701~760年)を追善する1250年遠忌の法要。
光明皇后は、大仏造顕を発願した聖武天皇の后(きさき)で、平城京遷都を主導した藤原不比等(ふじわらのふひと)の娘。仏教をあつく信仰し、貧しい人や孤児を救うための施設「悲田院」や、庶民のための医療施設「施薬院」を設置するなど福祉に努めた。
また、東大寺や国分寺の創建を聖武天皇に進言したと伝えられ、聖武天皇の死後、大仏さまに奉納された数々の遺品は、正倉院の代表的宝物となっている。
その光明皇后の遺徳をしのび、平成22年(2010)10月15・16日は東大寺の僧侶が中心となり、10月17日は法華寺の尼僧が中心となって盛大な法要が営まれた。五色の幕などで荘厳に飾られた東大寺大仏殿(国宝)の前では、お茶や花が大仏さまに献上され、南都楽所(なんとがくそ)による舞楽が奉納された。

参考

所在地:奈良県奈良市雑司町406-1

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