※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

転法輪寺(五條市)(てんぽうりんじ/ごじょうし)

概要

弘仁7年(816)、真言宗の開祖、空海(弘法大師)が開いたと伝えられる高野山真言宗の寺。空海のほか、空海を高野山に導いたとされる神を祭る。
寺の伝えなどによると、道場を開くため旅に出た空海は、現在の転法輪寺が建つ場所で道に迷ったが、狩場明神と丹生津比売明神の導きで高野山に至った。その際、白と黒の2匹の犬が道を案内した。空海は高野山発祥のきっかけとなったこの地に寺を建てたという。
本堂は寛永10年(1633)築の宝形造の建物で、弘法大師像を本尊として祭る。本堂前の明神社には、狩場明神と丹生津比売明神を祭る。いずれも春日造で室町時代の建築。社の前に白と黒の犬の像も祭る。

参考

所在地:奈良県五條市犬飼町124
拝観時間:8時00分~17時00分

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