6世紀末、古墳時代後期につくられた一辺約50メートルの大型方墳で、墳丘の各辺が東西南北にほぼ沿っている。赤坂天王山古墳とも呼ばれ、国史跡に指定されている。 全長約15.2メートルの大型石室があり、家形石棺が収められていた。江戸時代には、崇峻天皇の陵墓とされていた。 現在は、南西にある別の古墳が崇峻天皇陵に指定されている。古墳のある桜井市倉橋付近は、崇峻天皇の宮・倉梯柴垣宮と考えられている。
所在地:奈良県桜井市倉橋2464
天王山古墳(国史跡) 2010年10月10日撮影 桜井市