※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

月ヶ瀬梅林(つきがせばいりん)

概要

名張川と月ヶ瀬湖(高山ダム)の斜面に広がる広大な梅林で、賀名生梅林(五條市)、広橋梅林(下市町)と並ぶ奈良三大梅林の一つ。
約1万本の梅の木があり、大正11年(1922)に国の名勝に指定されている。
江戸時代には多くの文人墨客が訪れ、広く知られていた。明治時代までは染色に用いる媒染剤となる烏梅(うばい)の生産地だった。
元久2年(1205)、この地の天神社建立の際に、祭神の菅原道真が好んだ梅を植樹したという言い伝えが残り、これが月ヶ瀬梅林の始まりともいわれる。
現在、梅林内で最も古い梅「月ヶ瀬桃香野奥ノ谷のウメの古木」は樹齢400~500年と推定され、平成22年(2010)3月、市指定天然記念物に指定された。
毎年2月中旬から3月末ごろまで梅まつりが開催される。

参考

所在地:奈良県奈良市月ヶ瀬地区
見学自由

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