※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

朝護孫子寺 毘沙門天王御出現大祭(ちょうごそんしじ びしゃもんてんのうごしゅつげんたいさい)

概要

信貴山は、日本で最初に毘沙門天王が現れた場所といわれており、毎年7月3日、朝護孫子寺では、毘沙門天王に百味のお供えが施され、徹夜詣り(てつやまいり)が行われる。その前後の期間には、秘仏毘沙門天王尊像が特別開扉される。
今から1400余年前、聖徳太子は、物部守屋(もののべのもりや)討伐へ向かう途中、この山に至った。太子が戦勝祈願をすると、天空はるかに毘沙門天王が出現され、必勝の秘法を授かったという。毘沙門天王の御加護で勝利した太子は、自らその御尊像を刻み伽藍(がらん)を創建、信ずべし貴ぶべき山「信貴山」と名付けた。
毘沙門天王が現れたそのときが、寅(とら)の年、寅の日、寅の刻(午前4時を中心とする約2時間)であったため、以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されている。

参考

所在地:奈良県生駒郡平群町信貴山
拝観時間:境内拝観自由
毘沙門天王秘仏御開扉:7月1~5日 9時00分~16時00分(祈祷中は拝観できない)
毘沙門天王御出現大祭:7月3日 3時00分~(7月2日の深夜から徹夜詣り)

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