※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

大善寺(だいぜんじ)

概要

山部親王(桓武天皇)の擁立をもくろんだ藤原百川(ももかわ)の謀略によって、母・井上(いのえ)内親王とともに幽閉先の宇智郡(現・五條市)で亡くなった他戸(おさべ)親王の菩提を弔うため建立されたとの伝えがある。 また、南朝の長慶天皇が建立したとの伝えもある。
現在は真言宗の寺院である。 本尊は釈迦如来立像(重要文化財)で、平安時代末期から鎌倉時代にかけて流行した清涼寺式の像。東大寺の僧・奝然(ちょうねん)が、寛和3年(987)に宋から持ち帰り、清涼寺(京都市)に祭った釈迦像の模刻の一つで、台座には応仁2年(1468)の銘がある。
本堂には天正6年(1578)銘の棟札がある。

参考

所在地:奈良県五條市中之町245
拝観時間:8時00分~16時00分

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