浄土宗の尼寺。中将姫伝説ゆかりの寺で、中将姫の生誕地との意味から誕生寺の名が付いた。
中将姫が産湯に使ったとされる井戸がある。
中将姫は、當麻寺(葛城市)に伝わる綴織當麻曼陀荼羅図(つづれおりたいままんだらず)の作者で、父は奈良時代の右大臣藤原豊成とされる。
誕生寺は、近くの徳融寺とともに豊成の邸宅跡という。
境内には、中将姫を西方浄土にいざなったとされる二十五菩薩の石仏(江戸時代)や、豊成が持ち帰ったと伝わる石仏を納める極楽堂がある。
所在地:奈良県奈良市三棟町2
拝観時間:9時00分~16時00分