明日香村にある天台宗の寺院。聖徳太子生誕の地とされ、太子建立七大寺の一つ。
発掘調査によって、もとは四天王寺式伽藍配置の大きな寺だったことが分かっているが、ほとんどの堂宇は焼失してしまい、現存する建物は江戸時代以降に徐々に再建されたものである。
本堂に安置されている本尊・木造聖徳太子坐像は、永正12年(1515)につくられた太子35歳の像で、重要文化財に指定されている。
境内には、善悪2つの顔が刻まれた二面石や、タチバナの花の形にも似た塔心礎(とうしんそ)などが残る。
所在地:奈良県高市郡明日香村橘532
拝観時間:9時00分~17時00分