※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

竹内街道(たけのうちかいどう)

概要

推古天皇21年(613)、飛鳥の宮と難波(なにわ、現在の大阪府堺市)を結ぶために置かれた日本最古の官道。
飛鳥時代には、難波から二上山の南の竹内峠を通り、飛鳥に遣隋使や留学僧らが大陸の文化をもたらした。現在も、葛城市道などに当時の面影が残っている。
中世以降は、伊勢神宮(三重県伊勢市)や長谷寺(桜井市)へ参詣する伊勢街道として利用され、松尾芭蕉や吉田松陰らもこの道を通って大和を訪れた。
芭蕉は、門人・苗村千里の旧里である竹内集落に滞在したこともあり、そのとき詠んだ句の石碑が文化6年(1809)、この地に建てられた。 句碑が立つ綿弓塚の横には、古民家を利用した休憩所があり、芭蕉の資料や司馬遼太郎の色紙が展示されている。

参考

所在地:奈良県葛城市

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