※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

高鴨神社(たかかもじんじゃ)

概要

金剛山のふもとに建つ神社。同地は古代豪族・鴨族の発祥の地であり、その守護神として祭られた。
延喜式神名帳(927年)に名神大社として記される。
祭神は、阿遅志貴高日子根命(あじしきたかひこねのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、阿治須岐速雄命(あじすきはやおのみこと)、下照姫命(したてるひめのみこと)、天稚彦命(あめわかひこのみこと)。
同じ御所市内にある葛木御歳神社と鴨都波神社も鴨族の一派が祭ったもので、高鴨神社を上鴨社と呼ぶのに対し、それぞれ中鴨社、下鴨社と呼ぶ。
このほか、鴨族は全国に広がり、神社を祭った。各地に「賀茂」などの付く地名がある。高鴨神社は、京都市の上賀茂神社など全国の鴨社の総社である。
本殿(重要文化財)は、三間社流造で室町時代の建築。境内には18の摂末社があり、本殿東にある東神社の本殿は奈良県指定文化財。

参考

所在地:奈良県御所市鴨神1110
拝観時間:境内拝観自由

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