奈良県の北東部に位置し、三重県境に接する村。古事記や日本書紀に曽爾の記述があり、漆職人の役所である漆部造(ぬるべのみやつこ)が置かれ、古代には「漆部の郷(ぬるべのさと)」と呼ばれていた。
村の大半を占める山地は室生火山群に属し、屏風岩・鎧岳・兜岳などの大岩壁は国の天然記念物に指定されている。
また、倶留尊山(くろそやま)、亀山など、なだらかな山々のふもとに広がる曽爾高原一帯は、室生赤目青山国定公園に指定されている。
このほか、青少年のための宿泊型自然体験施設「国立曽爾青少年自然の家」や、曽爾のおいしい空気と水で作ったビールが自慢のビアレストラン「曽爾高原ファームガーデン」などがあり、春から秋にかけて多くの観光客でにぎわう。
所在地:奈良県宇陀郡曽爾村