※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

専立寺(せんりゅうじ)

概要

浄土真宗の地域の拠点となる寺は御坊と呼ばれた。
専立寺は、大和五ヶ所御坊の一つで高田御坊と呼ばれた。
慶長5年(1600)、本願寺12世准如によって建立され、末寺は100を超えた。門前には寺内町が発達し、高田の町のもとをつくった。
享保7年(1722)の大和国葛下郡高田寺内町寺社帳(控)には、壮大な伽藍(がらん)が記されている。境内を囲む築地塀は石垣の上に築かれ、周りを堀が巡る城塞的な造りだった。
天保9年(1838)、火災に遭っているが、太鼓楼(1786年)や豪華な彫刻を施した表門(1794年)、石橋などが名残をとどめている。
表門の前に野口雨情が太鼓楼のことを詠んだ詩碑がある。

参考

所在地:奈良県大和高田市内本町10-19
拝観時間:9時00分~17時00分

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