※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

浄照寺(じょうしょうじ)

概要

浄土真宗本願寺派(西本願寺)大和五カ所御坊の一寺で、山号は松慶山(しょうけいざん)。 本尊は、木造阿弥陀如来立像(江戸時代前期)。
慶安4年(1651)、平野長勝の創建と伝えられる。 長勝は、本能寺の変の後、豊臣秀吉が柴田勝家と戦った「賤ヶ岳(しずがたけ)の戦い」で名をはせ、「賤ヶ岳の七本槍(しずがたけのしちほんやり)」と称された一人、平野長泰(ながやす)の長男である。
創建時は「円成寺(えんじょうじ)」と称し、寛延2年(1749)「浄照寺」に改称された。
本堂は創建当時のもので、入り母屋造り本瓦ぶき。 内陣および内外陣境の柱・長押・組物・欄間などには、金箔(きんぱく)押しあるいは極彩色の華麗な装飾が施されており、県内における大規模な真宗寺院本堂の典型として価値が高く、県文化財に指定されている。
表門は、初代領主・長泰が、伏見桃山城の高麗門を秀吉から与えられて移築したものと伝わり、上に乗る太鼓楼は後に加えたもの。
寺宝に、親鸞上人画像一幅(江戸時代前期)がある。

参考

所在地:奈良県磯城郡田原本町584
拝観時間:7時00分~17時00分

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