奈良時代の遣唐使、吉備真備(きびのまきび)と中国の女性の間に生まれたという朝野宿禰魚養(あさのすくねなかい)が建立したと伝えられる。 国宝の本堂は、鎌倉時代に建てられた寝殿造から書院造への移り変わりを示す貴重な建築物。 石仏龕(せきぶつがん)の中に刻まれた本尊の石造地蔵菩薩は、鎌倉時代の地蔵信仰の姿を今に伝えている。
所在地:奈良県奈良市十輪院町27 拝観時間:9時00分~16時30分 毎週月曜日閉門(月曜が祝日の場合は火曜)
十輪院 2010年9月24日撮影 奈良市