※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

称名寺(しょうみょうじ)

概要

浄土宗西山派の寺院で、山号は日輪山。
文永2年(1265)に、興福寺の学僧だった専英、琳英の兄弟が、常行念仏の道場として創建した。当初は興福寺の別院で、興福寺の北に位置するため、興北寺(こうほくじ)とも称した。また、茶道の祖として知られる村田珠光ゆかりの寺としても知られる。
本堂と茶室「独爐庵(どくろあん)」は、享和2年(1802)の再建。本尊は、木造阿弥陀如来坐像(光烟光仏と称する秘仏)、木造釈迦如来坐像(平安末期、重要文化財)、木造弥陀如来坐像(平安 末期、重要文化財)の三尊である。
このほか、重要文化財に指定されている木造薬師如来立像、木造地蔵菩薩立像、木造増長天立像の三体は、奈良国立博物館へ預託中。
境内の千体地蔵尊は、戦国武将・松永久秀が永禄元年(1558)に多聞城を築城する際、その城壁に用いた地蔵石像で、その数は約1,900体に及ぶ。

参考

所在地:奈良県奈良市菖蒲池町7
拝観時間:9時00~16時00分(10人以上から対応、往復はがきで問い合わせる)

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