※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

志賀直哉旧居(しがなおやきゅうきょ)

概要

白樺派の文豪・志賀直哉が9年間住んだ旧居。
直哉が新築した当時の姿に修復され、現在は奈良学園のセミナーハウスになっているが、有料で見学ができる。
直哉は奈良特有の自然美と静寂に心をひかれ、大正14年(1925)、京都・山科から奈良・幸町に居を移した。その後、昭和4年(1929)に、奈良公園に隣接し若草山の眺望も良い高畑に居宅を建設。
自ら設計した住まいは、洋風サンルームや娯楽室、書斎、茶室、食堂を備えたモダンかつ合理的な建物であった。ここで小説「暗夜行路」を完結するなど執筆活動を行うとともに、奈良や京都およびその近辺の古美術や文化財の研究を行ったという。
直哉の在住中には、武者小路実篤、尾崎一雄、小林秀雄、滝井孝作、梅原龍三郎、堂本印象ら多数の文人・画家などが訪れ、文学や芸術などを語り合ったことから「高畑サロン」と呼ばれた。

参考

所在地:奈良県奈良市高畑大道町1237-2
開館時間:
3~11月 9時30分~17時30分
12~2月 9時30分~16時30分
月曜休館(貸し切り日)

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