※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

塩塚古墳(しおづかこふん)

概要

佐紀盾列(さきたたなみ)古墳群の西群の中の一つで、全長約113メートルの前方後円墳。後円部だけに周濠(しゅうごう)が巡らされている。
後円部は直径65メートル、高さ8.5メートル、前方部は幅55メートル、高さ3.2メートル。前方部は後世に削られている可能性が高く、奈良時代の瓦が多量に出土している。
後円部の埋葬施設は粘土槨(かく)で、盗掘を受けていたが、木棺を納めた構造が確認された。
棺内から短剣・刀子(とうす)・鉄斧(てっぷ)・鎌などの副葬品が発見されており、これらの副葬遺物や墳丘形態などから、5世紀前半の築造と推定されている。
昭和50年(1975)に国の史跡に指定された。

参考

所在地:奈良県奈良市歌姫町

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