※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

西大寺(さいだいじ)

概要

奈良市西大寺芝町にある真言律宗総本山の寺院。山号は勝宝山。現在の本尊は釈迦如来である。
天平神護元年(765)、孝謙天皇(後の称徳天皇)の勅願により建立された。奈良時代には、広大な寺域に多数の堂塔が建ち並び、南都七大寺の一つとして東大寺とともに栄えたが、平安時代に再三の災害に遭い、創建当時の建物はほとんど焼失した。
鎌倉時代、貧しい人々の救済に力を注いだ名僧・叡尊(えいそん)によって復興されたが、戦国時代には再び火災で焼失。現在残っている本堂(重文)、愛染堂、四王堂などは江戸時代中期に建てられたもので、四王堂に安置された四天王像(重文)が足元に踏みつける邪鬼像(重文)だけが創建当時の作である。
また、本堂前に東塔跡の礎石が残る。

参考

所在地:奈良県奈良市西大寺芝町1-1-5
拝観時間:
10月~5月 8時30分~16時30分
6月~9月 8時30分~17時30分(本堂・四王堂・愛染堂は16時30分まで)
聚宝館は1月15日~2月4日、4月1日~5月31日、10月25日~11月15日の8時30分
~16時30分

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