山号は福寿山。聖徳太子が46願をたて(46の大きな寺を創ることを誓い)、この地の字古屋敷に満願寺を建立した。その奥の院が現・西岳院である。 後に、満願寺は富雄川氾濫による水害のため廃寺となり、本尊の十一面千手観音像を西岳院に安置する。 寛政2年(1790)、小泉藩主・片桐貞章の招きにより、黄檗山(おうばくさん)第14代龍統(りょうとう)和尚が西岳院に隠せい、黄檗宗となる。 本尊の木造十一面千手観音像は、平安時代の作で県指定文化財。
所在地:奈良県大和郡山市満願寺町691
西岳院 本尊・木造十一面千手観音菩薩 (県指定文化財) 2011年2月8日撮影 大和郡山市