用明天皇2年(587)、聖徳太子建立46寺の一つで、近くの飽波神社(あくなみじんじゃ)とともに聖徳太子によって建立されたと伝えられる。
創建当時は常楽寺という寺名で、大寺であったが、平安時代の中ごろには衰退した。その後、天台宗の僧、恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)が阿弥陀如来のお告げにより再興を志し、寛弘3年(1006)、極楽寺として再建された。
戦国時代には松永久秀によって焼き打ちされたが、筒井順慶により復興、真言宗の寺院となった。
本尊の阿弥陀如来坐像は重要文化財。また、安和元年(968)に書写され、応永年間(1394~1427)に修復された大般若経全600巻が残されている。
所在地:奈良県生駒郡安堵町東安堵1453
拝観時間:9時00分~17時00分