※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

金剛山 転法輪寺(こんごうさん てんぽうりんじ)

概要

金剛山の山頂にある真言宗醍醐派の大本山の寺院で、葛城修験道の根本道場として知られる。
今から約1300年前、修験道の開祖とされる役小角(えんのおづぬ、役行者)が、金剛山で修行を重ね、法起大菩薩を祭る寺を建立したことが始まりとされる。
明治元年(1868)の神仏判然令(神仏分離)により、一言主大神を祭る葛木神社が残され、金剛山転法輪寺は廃寺となった。その後、昭和25年(1950)の役行者1250年忌を機に再興事業が始まり、昭和36年(1961)に本堂が完成した。
境内には、役行者像を祭る行者堂や、本尊・法起大菩薩の化身とされる牛王(ごおう)像、十三仏を表現した十三重の塔などがある。
また、天正13年(1575)に豊臣秀吉が参詣した際、秀吉の馬印である千成瓢箪(せんなりびょうたん)をかたどって掘ったという「ひさご池」には、弁財天が祭られている。

参考

所在地:奈良県御所市高天472
拝観時間:境内拝観自由

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