※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

興福寺(こうふくじ)

概要

法相宗の大本山で、「古都奈良の文化財」の八資産の一つとして世界遺産に登録されている。 起源は、京都山科の藤原鎌足私邸に建立された山階寺(やましなでら)である。
天武天皇元年(672)に飛鳥に移り、厩坂寺(うまやさかでら)となり、710年の平城遷都の際に、藤原不比等が現在地に移築し、興福寺に改名した。 藤原氏の氏寺として藤原氏の隆盛とともに寺勢を拡大し、奈良時代には南都四大寺、平安時代には南都七大寺の一つとして栄え、鎌倉時代には大和守護職を勤めるまでになった。
明治の廃仏棄釈で荒れたが、現在は中金堂の復元も進められている。
また、国宝や重要文化財に指定されている建築物をはじめ、仏教彫刻の名品を数多く所蔵しており、枚挙にいとまがない。 なかでも、2010年3月にリニューアルオープンした国宝館に安置されている阿修羅像を含む乾漆八部衆立像は人気が高く、近年の仏像ブームの火付け役となった。

参考

所在地:奈良県奈良市登大路町48
拝観時間:境内拝観自由
国宝館・東金堂 9時00分~17時00分

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