矢田丘陵の東南の丘陵上に位置する前方後円墳。 前方部は古くから削られており、現在は後円部のみが擁壁に囲まれて保存されている。 埋葬施設は、後円部の中央に設けられた全長5.5メートル、幅1メートルの竪穴式石室で、石室内からは、内行花文鏡(ないこうかもんきょう)、獣帯鏡(じゅうたいきょう)などの銅鏡や鉄剣、刀子(とうす)、鉄斧、土師(はじ)器などが出土している。 前期古墳の中でも、その前半に築かれた古墳と考えられている。
所在地:奈良県大和郡山市小泉町1701
小泉大塚古墳 (奈良県指定文化財) 2010年11月28日撮影 大和郡山市