山添村の笠間川沿いに、礎石群のみが残る。 奈良時代には南門、中門、金堂、講堂があったと推定されているが、文献には全く残っていない。 金堂の規模は、唐招提寺に匹敵する。付近には、南西に塔跡とみられる礎石、西側には食堂跡とみられる礎石があったことから、かなりの規模の寺院だったと考えられている。 大仏殿建立のための木材を調達する東大寺の領内にあることから、東大寺と関係のあった寺院ではないかという説がある。
所在地:奈良県山辺郡山添村毛原 見学自由
毛原廃寺跡 2010年12月8日撮影 山辺郡山添村