奈良県御所市楢原にある浄土宗の寺院で、山号は戒那山(かいなさん)。
聖武天皇の詔(みことのり)によって、奈良時代の僧行基が創建したと伝えられる。
本尊は、平安時代後期に造られた木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)。永禄元年(1558)、浄土宗に改宗した。
境内にある「千体石仏」といわれる石仏群は、南北朝時代、城主楢原氏が南朝の味方について北朝と戦ったとき、地元の人たちが身代わりを奉納したと伝えられ、「身代わり石仏」とも呼ばれている。
また、境内では西国三十三所観音霊場の石仏巡りもできる。
所在地:奈良県御所市楢原1188
拝観時間:境内参拝自由