※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

金峯神社(きんぷじんじゃ)

概要

吉野山の尾根沿いの奥千本入り口付近にあり、吉野山の地主神である金山彦命(かなやまひこのみこと)を祭る。創建については不明だが、古くから信仰を受けてきた延喜式内社である。2004年7月に、ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録された。
金峯とは、この辺りから大峯山へかけての総称で、古来、地下に黄金の鉱脈があると信じられていた。「宇治拾遺物語」などに、この山で黄金を得たという話があるが、これは金峯山が黄金浄土であるという仏教観念から生まれたものである。
神社の左の小道を下った場所に建つ檜皮葺(ひわだぶき)の簡素な塔は、「隠れ塔」という大峯修行場の一つである。文治元年(1185)11月、この塔に源義経が隠れ、追っ手から逃れるため屋根を蹴破って外へ出たため、「義経の隠れ塔」「蹴抜けの塔」とも呼ばれる。

参考

所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1651
拝観時間:境内拝観自由

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