※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

北山十八間戸(きたやまじゅうはっけんこ)

概要

鎌倉時代の中ごろ、西大寺の僧・忍性(にんしょう)が、難病患者の保護・救済のために建てた療養施設。
当初は奈良の北山(北の山)、般若寺の北東に造られたが、永禄10年(1567)に焼失。その後、寛文年間(1661~1673年)に、東大寺や興福寺の堂塔を展望する現在地に移された。
東西約38メートルある建物は18室に区切られており、東端には仏間が設けられている。大正10年に国の史跡に指定された。
忍性は西大寺の叡尊(えいそん)の弟子で、道路や橋の建設、病人や貧しい人々の救済など、社会福祉事業に尽くした。

参考

所在地:奈良県奈良市川上町454
開館時間:要予約(奈良県教育委員会文化財保存課)

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