※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

岩船寺(がんせんじ)

概要

京都府の南端、奈良県境近くにある真言律宗の寺院。山号は高雄山(こうゆうざん)。
寺の縁起によると、天平元年(729)、聖武天皇の勅願で行基が建立したのが始まりとされる。平安時代の本尊・阿弥陀如来坐像、厨子入普賢菩薩騎象像、鎌倉時代の十三重石塔や五輪塔、室町時代の三重塔は、いずれも重要文化財に指定されている。歴史的にも美術的にも、浄瑠璃寺などと同じく、奈良の興福寺の影響を強く受けた寺院といわれる。
2010年10月30日~11月14日は、平城遷都1300年を記念して三重塔初層内陣が特別公開され、近年の修理の際に復元された壁画や扉絵などが拝観できた。
また、アジサイの名所として知られ「アジサイ寺」とも呼ばれる。
関西花の寺二十五ヶ所霊場15番札所。
仏塔古寺十八尊霊場第4番札所。

参考

所在地:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
拝観時間:8時30分~17時00分(12月~2月は9時00分~16時00分)

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