春日大社一之鳥居をくぐってすぐの参道右側にあるクロマツ。 能舞台の鏡板に描かれている松は、この松とされる。 春日明神の霊験をまとめた絵巻物「春日権現霊験記」(1309年)にも描かれている。 12月の春日若宮おん祭では、この松の前で、細男(せいのお)座、田楽座、猿楽座が芸能を奉納する「松の下式」がある。 先代の松は切り株を残すのみとなり、現在、後継の木が植えられている。
所在地:奈良県奈良市登大路町 見学自由
春日大社 影向の松 2010年10月14日撮影 奈良市